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船の速度は、”ノット”で表されます。
この、ノットとはいったい何なのでしょうか。

むかし、船の速度は
Dutchman’s log(ダッチマン測程法)という方法で測っていました。

これは、先端に木片(log, ログハウスのログですね)をつけたロープを船の先頭から投げ下ろし、
木片が船尾に来るまでの時間を測るという方法です。
この間、船が進んだ距離は船の長さぶんなので、かかった時間で割ると
速度を出すことができますね。

速度=距離/時間

 
この方法はすぐに進化し、
船尾から木片を投げ入れ、砂時計の砂がなくなるまでの時間に出ていったロープの長さを測る
という方法に変わりました。

 
やがて16世紀になると、今度はイギリス人がさらに方法を改良しました。
一定間隔でロープに結び目を作っておき、結び目が何個出ていったかカウントすることで、
より効率よく距離を算出できるという方法です。

この “結び目” を英語で “knot(ノット)” というため、1ノット、2ノット…と数えるうちに、ノットが速度の単位になったわけです。

※現在では超音波や電磁誘導、GPSなどを使った速力計がたくさんありますが、Dutchman’s logのなごりで、いまだに速力計のことをlogと呼びます。

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