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クルーズ船内で亡くなるケース

大型のクルーズ船となると何千人ものお客さんが乗り、お年寄りの割合も高いため、クルーズ船内で人が亡くなるのは珍しいことではありません。世界のクルーズ船全体で、毎週2~3人は亡くなっているとも言われます。

客船内で人が亡くなるケースとしては、

  • 突然の病気(心臓発作など)
  • もともとガンなどの病気があり、クルーズ中に悪化
  • その他、事件・事故など

が挙げられます。

陸に着くまで遺体安置所で安置する

船内で亡くなった場合、陸に着くまでに時間がかかるため、船内の遺体安置所(mortuary/morgue)にご遺体を安置します。※1週間程度が限度です

クルー(乗務員)のみが入れる下層エリアに遺体安置できるロッカーのような設備が備えられており、遺体を冷凍保管できます。大型船なら通常3~5体ほどは収容できるようになっています。

※上の方の区画には専用のリフターを用いて収容します。

このようなタイプのほかにも、壁に備え付けてあるタイプもあると思います。いずれにせよ、1部屋1部屋に冷凍ユニットが取り付けられており、温度管理できるようになっています。

残された家族へのサポート

船内で突然家族や友人が亡くなると、残された側はどうしたらよいかわからずパニックになりがちですが、特別にトレーニングされたケアチームスタッフがケアしてくれます。

船内での無料電話やWifiの手配、途中で船を降りる場合のホテル予約や現地の病院等への遺体運搬サポートなどをしてくれるようです。

遺体運搬においては寄港国によって独自ルールがあるため、カンタンではありません。しかも、もし外国から自国へ遺体送還するとなると、費用は自分持ちになります。

※海外発着のクルーズ旅行の際にはだいたい海外旅行保険に入ると思いますので、保険でこのあたりはカバーされるケースが多いようです

One Thought on “豪華客船のヒミツ – 遺体安置所がある”

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