豪華クルーズ客船には様々なタイプの客室が用意されています。もちろん、それぞれ料金や仕様が異なります。どのような部屋があるのか見てみましょう。

船の部屋のことをCabin(キャビン)という

その前に、船の小部屋のことを英語でCabin(キャビン)と言います。乗客が泊まる部屋をPassenger Cabin、クルー(乗務員)が泊まる部屋をCrew Cabinと呼びます。

ここから、飛行機内の客室のこともキャビンと呼ぶようになり、キャビンアテンダント、キャビンクラスなどの言葉が生まれました。船が元となっている単語はとても多いですね。

豪華クルーズ客船の客室の種類

クルーズ客船といってもカジュアルな船から豪華な船まで幅広くあるので、船によって部屋も様々ですが、一般的には次のようなカテゴリーに分けられます。

  1. 窓なしキャビン(Inside Cabin / Interior Cabin)
  2. 窓ありキャビン(Window Cabin / Oceanview Cabin)
  3. バルコニー付きキャビン(Balcony Cabin)
  4. スイート(Suite)
  5. その他

1.窓なしキャビン(Inside Cabin / Interior Cabin)

Inside CabinやInterior Cabinなどと呼ばれる、一番小さいタイプの部屋になります。船の内側に作られているため窓がなく、景色を眺めることはできません。そのためお値段は比較的安いでしょう。

必要最低限の家具・装飾が施されており、ベーシックな作りになっています。部屋は寝るだけ、と割り切って船内を楽しむ分にはリーズナブルな旅にできそうです。

船内スペースの有効活用のため、窓なしキャビンは一定数あります。だいたいキャビン全体の20%未満がこれに相当します。

2.窓ありキャビン(Window Cabin / Oceanview Cabin)

窓がついているキャビンで、Window CabinやOceanview Cabinなどと呼ばれます。窓といっても”はめ殺し”の窓で、開閉はできません。このタイプのキャビンは大抵4デッキ、5デッキあたりの下のほうの階層にあるため、波しぶきがかかる可能性が高く、厚手のガラスが金属フレームとボルトでしっかり閉められています。※ゴムやシリコンでしっかり防水対策し水圧テストも行っているので浸水の心配はありませんよ!

下のほうのデッキにあったり乗船口に近かったりするため、こちらもお値段は比較的安いでしょう。キャビン全体の15%未満がこれにあたります。

3.バルコニー付きキャビン(Balcony Cabin)

大多数の乗客が、外の景色を眺めたり解放感を得るためバルコニー付きのキャビンを選びます。キャビン全体の60~70%がバルコニー付きキャビンとなっており、水しぶきのかからない6~7デッキ以上の階層になります。

バルコニーで簡単な朝食を食べたり、椅子に座って景色を眺めながら日光浴をしたりと、お部屋にいても快適に過ごすことができます。

4.スイート(Suite)

いわゆるスイートルームです。とにかく広く、家具や装飾なども最高クラスのお部屋になります。スイートのなかでも、(Suite)/(Mini Suite) や (Luxury Suite)/(Suite) 、(Suite – A)/( – B)/( – C) など、さらにランク分けされている場合があります。

スイートルームではリビングやベッドルームなど部屋がいくつかに分かれており、ゴージャスな部屋になると2階もあります。家族やグループでの利用に向いています。

アメニティの充実はもちろん、ベッドサイズは大きく、収納スペースもたくさんもあります。また大抵の場合、コンシェルジュのサービスがついています。ランクの高いスイートだと広いバルコニーにプライベートジャグジーや小さなプールがついていることもあります。

また、スイートルームは船の上のほうのデッキや、船首・船尾付近、人通りから離れたエリア等に作られていることが多いです。そのため、船内プールや娯楽施設へアクセスしやすかったり、部屋からの眺めが良かったり、部屋で静かに過ごすことができたりします。

その他、優先乗船・降船ができたり、レストランでの待ち時間0、娯楽やサウナ・レストランなどでのオプションサービスが受けられたりすることもあります。とはいえ、最近のクルーズ船では客室の違い以外には差を設けず、パブリックスペースでは乗客をみな平等に扱うケースが多いようです。

大きなクルーズ客船でもキャビン全体の2%ほどの数しかスイートルームはありません。1500部屋もっている船だとしたら、そのうち30部屋ほどがスイートということになります。※リーズナブルな客船にはスイートがない場合もあります。

5.その他

・隣接キャビン(Adjoining Cabin)

いわゆる”コネクティングルーム”です。隣接した2つの部屋が内側の扉でつながっていて、自由に行き来できるようになっている部屋です。家族やグループで利用するときに便利です。

 ・車いす用キャビン(Accessible Cabin / Handicapped Cabin)

車いすを利用している乗客のためのキャビンです。乗船口に近い下のほうのデッキにあることが多く、部屋そのものやバスルームが広く作られています。ベッドの高さが低くなっていることもあります。キャビン全体の1~2%がハンディキャップ用の部屋になります。

なお、船内は基本的にすべてバリアフリーであり、車いす用のトイレも数多く用意されているので、車いすの方も安心して楽しめるようになっています。

・窓はあるが視界が遮られるキャビン(Obstructed Views)

6~7デッキ付近の部屋の場合、海側の窓付き(またはバルコニー付き)の部屋であっても、救命ボート等で視界が遮られている場合があります。このような部屋はObstrcted Viewsなどと呼ばれ、船によっては料金が少し安くなる場合もあるようです。


以上、おおよその部屋の種類を書きました。船じたいのグレードや運航会社によっても変わってくるので、詳しくは各ホームページなどでチェックしてみてください。ほとんどの船がデッキプラン(Deck Plan、階層ごとの配置図)を公開していますので、何デッキにどんな部屋があるか調べることができますよ。

参考:
「ダイヤモンドプリンセス」のデッキプラン
「シンフォニーオブザシーズ」のデッキプラン

こちらの記事もどうぞ→ 『クルーズ客船』(船の種類)

クルーズ客船
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One Thought on “豪華クルーズ客船~どんな部屋がある?”

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